What's Skimo

SKIMOはアルペンスキー等に比べると歴史は浅いものの、世界的に見ると、その人気は年々高まりつつある。ヨーロッパではスノーシーズンには毎週末、大小のレースが開催されている。


また、22年の北京オリンピックの正式種目候補にもなったことで、アジアでもにわかに盛り上がりを見せており、韓国と中国ではナショナルチームが組まれ、選手強化に乗り出している。


いっぽう日本では、競技としての取り組みや環境という面ではアジア諸国から少し遅れをとっている。世界でも有数の良質な雪が降る国であり、豊かなフィールドをもつ日本。今後、もっと愛好者が増え、アジアにおける山岳スキー競技の牽引役になることを期待したい。


日本のSKIMOの選手人口は100名程度


中国地方は一人もいません


第一人者として引っ張っていけたらと思うので技術と知識を高めたいと思います

SKIMO(スキーモ)とは、山岳スキー「Skimontaineering」を略したものです。

スキー場やバックカントリーのフィールドで、決められたコースをスキーを使い登ったり滑ったりしてタイムを競うスポーツです。

コースの中では、スキー板にシールと呼ばれる滑り止めを装着して歩いて登るエリア、板を外して背負いスキーブーツで雪上を歩くエリア、スキーで滑走するエリア、と、体力だけでも滑走技術だけでもダメだけど、自分の得意分野で挽回のチャンスはあるという、駆け引きもまた楽しめるゲームです。

大会によっては、登りのみ、というハードなものも!

シールを外したり、外した板を背中のリュックに装着したりするタイムもまた試合の鍵なので、練習はもちろん、ギアの選択も戦略のうちで、トライアスロンのように、選手はスピーディにトランジットを行わなくてはならないのです。

SKIMOはまだマイナーな競技ではありますが、ヨーロッパや北米、中国などを舞台に草大会からワールドカップまで、たくさんの大会が催されていて、ゆくゆくは冬季オリンピックの正式種目を目指して、今後ますます盛り上がっていきそうな気配です。

豊富な積雪や、山々に恵まれた日本でも、トレイルランナーを中心に盛り上がり始めています。

ギアが軽いから登りも軽快に進めるし、アルペンスキーをしたことがあれば颯爽と滑走できる…やってみるとその楽しさにハマってしまう人が続出しているそうですよ。

Skimo Gear

SKIMOは雪山登山です。

下山はスキーを使用するため、バックカントリースキーともいえますが、特にSKIMOに特化したギアが開発されていて、驚くほど軽量なのが特徴の一つです。

登りに特化した軽量スキー登山こそがSKIMOといえるかもしれません。

SKIMO競技の場合、大会の規定により、スキー板とビンディングは重さ750g以上、スキー板の長さは男子が160cm以上、女子が150cm以上、ブーツについては重さ500g以上、等定められた中で、グラム単位で規定ギリギリのアイテムを使用します。

(規定は大会によって違います)

一般的なバックカントリースキーに使われるスキー板(セミファット)はビンディングなしでも2kg弱、軽いといわれるバックカントリー用のブーツでも1.5kg位あることを考えれば、信じられない軽さ!


登りでスキー板のソールに装着する滑り止め「シール」は、元はアザラシの皮で作られていた名残でシールと呼ばれていて、脱着はスキー板を外して行うものですが、SKIMOでは選手によっては板を履いたままスピーディに外せるそうです。


ブーツにはウォークモードとスキーモードがあり、滑走時と歩行時で切り替えて使用します。

ビンディングをヒールフリー状態にしてウォークモードに切り替えれば、足首が前後に柔らかく動き、斜面を登りやすくなります。

ツボ足(スキーブーツ+アイゼンでの歩き)区間ではスキー板を背負わなくてはならず、背中のザックに2本のスキー板を固定するわけですが、SKIMO用ではザックを背中から降ろさずに板を装着できるものがあるそうです。

スピードが求められる競技ならではの、ギアの進化がみられますね。

ウェアは競技会になるとシールやビーコンを入れられるポケットがついたレーシングスーツを着用しますが、草大会ではスキーウェアで参加する人も。

ちょっと動き辛い、という声もありますので、レイヤリングを基本に、タイトめな動きやすい服装が向いているのかもしれませんね。

大会によって規定は異なりますが、ビーコンやプローブ、ショベル等、雪山に必携の装備は山岳エリアでは必須アイテムです。

また、山岳エリアには立ち木や岩などが点在しているので、ヘルメットは必ず装着しましょう。

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